DNSラウンドロビン

DNSラウンドロビンはDNSサーバを使った負荷分散方式です。
あるドメイン名に複数のIPアドレスを登録することで実現します。

 

ネットワークスペシャリスト DNSラウンドロビン

 

DNSサーバは最初の問い合わせに対して、1番目のIPアドレスを返します。
次の問い合わせに対しては、2番目のIPアドレスを返します。
以降同様に順番にIPアドレスを返します。
こうして片方のサーバ偏ること無く、負荷分散することができます。

 

DNSラウンドロビンのメリット

メリットは実現が簡単なことです。
DNSサーバのゾーンファイルにAレコードを追加するだけです。
サーバの数が変わっても、ソフトウェアやハードウェアの追加などは必要ありません。
ファイルを書き換えるだけで変更が可能です。

 

DNSラウンドロビンのデメリット

DNSサーバはIPアドレスを順番に返すだけです。
したがって、実際のサーバに障害が発生していたり、アプリケーションが不具合を起こしていたりしても、アクセスを振り分けてしまいます。
その他、セッション数やCPU使用率などに応じた振り分けができないというデメリットがあります。

午前問題の出題

午後問題の出題