ネットワークスペシャリストに合格するために見て欲しいサイト

 

IPAが実施しているネットワークスペシャリスト試験(NW)は出題範囲が広く、合格率も10%台と低いこともあり、特にネットワーク業務の未経験者にとっては難関の試験です。
無策で勉強を始めても、なかなか合格にはたどり着けません。

 

ネットワークスペシャリストに合格する人はどのような勉強が求められるのでしょうか。
まずはIPAのサイトから「ネットワークスペシャリスト試験の対象者像」を引用します。

 

1.業務と役割
情報通信ネットワークの計画、設計、運用業務を安定的、効率的に遂行する業務に従事し、次の役割を果たす。
(1)情報通信基盤のWAN/LANの計画、設計、構築を行う。
(2)アプリケーションシステムと標準化されたネットワークシステムとのインタフェースになる汎用ツール(ミドルウェア)を含むコンピュータネットワークシステムの計画、設計、構築を行う。
(3)計画、分析、設計、運用、保守などのシステム開発工程において、又はエンドユーザコンピューティングの推進において、ネットワーク関連の技術支援を行う。

 

2.期待する技術水準
ネットワークは、情報システムの基盤としての役割も果たしており、その重要性はますます増加している。ネットワークスペシャリストとしての業務を遂行するため、次の幅広い知識、経験、実践能力が要求される。(1)情報通信インフラとしてのネットワークシステムの計画・構築・運用ができる。
(2)業務システムの要求定義を理解し、目的とする業務について情報処理と通信を統合した最適なコンピュータネットワークシステムを設計・構築・運用することができる。
(3)ネットワーク関連の技術支援ができる。

 

3.経験
情報・通信システム業務の経験があることを想定する。情報・通信システム業務の経験とは、ネットワークSE又はネットワーク管理者としての経験であることが望ましい。

IPA ネットワークスペシャリスト試験 制度の概要 より

 

ここからわかる、ネットワークスペシャリストに合格できる人は以下のとおりです。

 

ネットワークに関する幅広い知識を持っている

特定の分野に関わらず、幅広いネットワークの知識を確実に身につけていることが必須です。
ネットワークスペシャリストでは出題される分野や技術要素は多岐にわたります。
1冊のネットワークスペシャリストのテキストだけではカバーできないほどです。
そのテキストをやりこんだからといって、そこに書いていない分野の問題も出題されることもあります。
ある対策テキストで「〇〇は試験には出ないから覚えなくていい」と書いてありましたが、本試験で出題されたことがあります。

 

ネットワークスペシャリストを合格するには、広く、そしてある程度深くまで知識を身につける必要があります。

 

実践能力を持っている

知識だけでなく、それを実践で活かす力が必要です。
計画や構築、運用や保守まで、ネットワークにおけるあらゆる段階での最善な選択ができなくてはなりません。
この能力は、ネットワークスペシャリストの午後試験を解く力と直結します。

 

ネットワーク業務従事者としての経験がある

ネットワークスペシャリストの午後試験では、実際にありえそうな場面を想定した問題が出題されます。
ネットワーク業務従事者の経験がある人は、場面を想定しやすいので、問題を解くのに有利といえるでしょう。
ただ、経験者でなくとも、実例集やトラブル集などを多く読み解くことで、ネットワークスペシャリスト試験に十分に対応できます。

 

合格ノートのすすめ

知識を身につける上で、たくさんの参考書やネットの情報をあたることは大切です。
しかし、同じ技術について、Aの本には書いてあったけど、Bの本には書いてなかったなんてことがよくあります。
さらに、それぞれの参考書などによって、解説の質もまちまちです。
Aの本ではVRRPについては説明が丁寧だけど、スパニングツリープロトコルについては雑だなど、情報ソースによってばらつきがあります。
いちいち「あれはどの本に書いてあったかな」と本やネットを探し直すのも大変です。
自分にとって覚えやすいぴったりの一冊の本などありえないのです。

 

そこでおすすめするのが、自分オリジナルの「合格ノート」を作ることです。
多くの技術資料から、自分にとって分かりやすい解説を抜き出し、自分のノートにまとめるのです。
自分の言葉でまとめるからこそ、自分の頭に入りやすくもなります。

 

このサイトでは、私が作った「合格ノート」をネット公開しています。
数々の技術書や技術サイトをあたって、自分にとって最も分かりやすい形で過不足無くまとめています。
このサイトをご自分の「合格ノート」として活用していただくのは大歓迎です。
時間に余裕のある場合は自分で作りましょう。より知識の定着が深まるでしょう。

ネットワークスペシャリストでは最初から午後2に照準を合わせて勉強しよう

このページでは、合格に達するためのおすすめの勉強方法を紹介します。
特に、

  • 初めて試験を受ける人
  • 試験を受けてみたものの、合格まで程遠いと感じた人

に読んでほしい内容です。
最後まで読んでいただければ、「合格すること間違いなし!」とまでは言えませんが、きっと合格に近づくでしょう。

 

具体的な方法を紹介する前に、ネットワークスペシャリストの勉強をする上で、第一に意識して欲しいことをお伝えします。

 

それは、

 

最初から午後2に照準を合わせて勉強する。

 

です。

 

基礎をないがしろにして、午後2の過去問だけをやっていればいい、ということではありません。
基礎無くしては、午後2は解けません。基礎勉強をするときも、午後2を意識して勉強しましょうということです。

 

不合格になってしまうひとにありがちなのが、

  • 基礎知識を抑えただけで満足してしまう。
  • 午前2の勉強で終わってしまう。
  • 午後1が解けるようになって終わってしまう。

です。

 

午後2が解けないことには合格できないのに、その前の段階で勉強が満足してしまうのです。
最初から午後2を意識して勉強を始めましょう。午後2が解けるくらいの力があれば午前2も午後1も突破しやすいはずです。

ネットワークスペシャリスト試験の概要

ネットワークスペシャリスト試験の概要を紹介します。
それを踏まえた上で、おすすめの勉強方法を紹介していきます。

 

試験時間 出題形式 出題数、解答数
午前1

9:30~10:20
(50分)

多肢選択式
(四肢択一)

出題数:30問
解答数:30問

午前2

10:50~11:30
(40分)

多肢選択式
(四肢択一)

出題数:25問
解答数:25問

午後1

12:30~14:00
(90分)

記述式

出題数:3問
解答数:2問

午後2

14:30~16:30
(120分)

記述式

出題数:2問
解答数:1問

 

ネットワークスペシャリスト試験は、午前1、午前2、午後1、午後2に分かれています。
すべての試験において、6割以上の得点で合格となります。どれか1つでも6割未満になると不合格です。
それぞれ概要を紹介します。

 

午前1

午前1はIT全般の知識が問われます。
試験時間50分、30問、4択式。60点で通過です。
過去問から多く出題されます。
過去問をしっかりやればクリアできます。

 

午前2

午前2はネットワーク分野の知識が問われます。
試験時間40分、25問、4択式。60点で通過です。
過去問から多く出題されます。
過去問をしっかりやればクリアできます。

 

午後1

午後1はネットワーク事例を基にした実践的な問題が出題されます。
試験時間90分、記述式解答。大問3つのうち2つ選択。60点で通過です。
ネットワーク技術の基礎をしっかりと学べばクリアできます。

 

午後2

午後2はネットワーク事例を基にした実践的で高度な問題が出題されます。
試験時間120分、記述式解答。大問2つのうち1つ選択。60点で通過です。
問題も長く、問われる知識もより実践的、具体的になり、難易度が高いです。
知識だけでなく、問題を解く力が試されます。

 

 

このうち、最大の難関は午後2です。
試験の概要がわかったところで、ネットワークスペシャリストに合格するためのおすすめの勉強方法を紹介します。

おすすめの勉強方法

ネットワークスペシャリスト試験のおすすめの勉強方法を紹介します。
全てが午後2を解けるようになるための布石となっています。

 

10月1日から勉強を始めて、試験本番日である翌年4月第3日曜日までを想定して、勉強方法の例を時系列で紹介します。

 

なお、基本情報技術者、応用情報技術者を経て、高度試験に望む方が多いと思いますので、ここで紹介する勉強方法は応用情報技術者試験に合格相当の方を想定しています。

 

ネットワークスペシャリスト試験は、

  1. 基礎学習
  2. 過去問等の演習

といった資格勉強の王道的な順番で学習するのが、もっとも効率が良いでしょう。基礎がなければ演習も解けません。
出題される問題はコントロールできません。だから自分で実力をつけておくしかありません。
1月いっぱいまでは基礎学習、そして2月から試験本番日までは過去問などの演習に取り組みましょう。

 

勉強方法を次表にまとめました。もちろん時期は微調整してもらって構いません。

時期 勉強内容 勉強方法 参考書籍・サイト
10/1~12/31 基礎学習 ”教科書”の熟読、暗記

ネスペ教科書
ネスペの基礎力
マスタリングTCP/IP―入門編―
ネットワークトラブル完全ガイド

1/1~3/30 午後過去問などの演習

繰り返しの過去問演習

ネスペ30 知 -ネットワークスペシャリストの最も詳しい過去問解説

4/1~4/10 午前対策 一通り過去問を解く

ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応[第3版] (情報処理技術者試験)
ネットワークスペシャリスト過去問道場

4/11~試験前日まで 勉強仕上げ おさらい、午後の予行演習 省略

 

次より、時期ごとの勉強方法の詳細を紹介していきます。

【10月~12月】基礎学習

10月から12月までは、ひたすら基礎固め。知識の獲得に努めましょう。
ネットワークスペシャリスト試験は、とても覚えることが多い試験なのですが、全てを何でもかんでも覚えるようなことはしません。
必須知識周辺知識に分けて考えます。
必須知識は暗記し、周辺知識は出題されても慌てないように要点を抑えておきましょう。。
ネットワークスペシャリストに合格するには最初から「午後2」を意識して勉強することが大切です。

 

必須知識は暗記しよう

ネットワークスペシャリスト試験を受けるにあたって、最低限知っておかないと話にならないレベルの知識を必須知識と定義します。
必須知識の習得には、ネットワークスペシャリストに特化した教科書的な書籍を読むことをおすすめします。
ネットワークスペシャリスト試験以外のネットワーク専門書だと試験範囲外のことが書いてあったりして、勉強効率としては良くないです。
自分が読みやすいと思ったもので良いでしょう。できるだけ厚くない本が良いです。
教科書としてオススメの書籍を2冊紹介します。

 

ネスペの教科書

まずはこちらの書籍。コンパクトにまとまっていますし、内容も分かりやすいです。

 

ネットワークスペシャリスト試験に出るところだけを厳選! 左門至峰による ネスペ教科書 改訂第2版

 

なぜ、その機器を使うのか、そのメッセージはどこが出して、どこが受けるのか。
メリットは?デメリットは?
この本に書いてある、ネットワーク技術や機器の目的や仕組みを完璧に理解し、覚えましょう。

 

本はできるだけ少ない冊数をしっかり読むことが大切。
実はネットワークスペシャリスト試験のために絶対に覚えないといけない事は意外と少ないのです。
何冊も手を出さないようにしましょう。お金ももったいないですしね。

 

【参考】
暗記というと、ひたすらインプットにこだわりがちですが、アウトプットの方が記憶の定着に重要です。暗記法を下記リンク先で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
試験に役立つ記憶法

 

ネスペの基礎力

基礎力をつけるのにピッタリな本を紹介します。
ネスペの基礎力 -プラス20点の午後対策 (情報処理技術者試験)

 

ネットワークの基本のところから、それがどうネットワークスペシャリストの問題に繋がっていくのか丁寧に解説されています。
演習しながら読み進められるので、知識が定着しやすく、試験対策にも効果的です。
2017年の書籍ですが、ところどころ古い情報があります。
それでも十分に基礎力を身につけられる一冊ですが、古さが気になる方は、次に紹介するネスペ「ワークブック」をオススメします。

 

ネスペ「ワークブック」

こちらも演習しながら基礎力を身につけられる書籍です。
「ネスペの基礎力」より問題数が多く、まさにワークブックといった内容です。
販売時期も新しいので、「ネスペの基礎力」とどちらを買おうか迷う場合は、こちらのネスペ「ワークブック」をオススメします。
ネスペ「ワークブック」

 

 

①ネスペの教科書
②ネスペの基礎力 or ネスペ「ワークブック」
を完璧にやるだけで、午後1を突破できるくらいにはなると思います。

 

紹介した3冊はすべて左門 至峰さんの著書です。氏の著書はとてもわかりやすく、頭にすいすい入ってくる構成になっています。
(逆にあまりおすすめしないのは本は、具体名は控えますが、「読みにくい」「厚い」「でかい」本です)

 

ただし、一つ注意したいのは、これら紹介した3冊も含め、ネットワークスペシャリストに特化した参考書で書かれていることは「試験に出るところ」ではなく、「試験に出たところ」が中心であるということです。
これは本のコンセプト上、仕方ないことです。
もちろん、過去に出た技術が試験で問われることは多いのですが、当然、こうしたネットワークスペシャリストに特化した参考書に書いてないことも問われることがあります。

 

そこで、ネットワークスペシャリスト試験に特化していない、一般的なネットワークの書籍もネスペの周辺知識の習得のために読んでおきましょう。

 

周辺知識も抑えておこう

午後2では、過去にネットワークスペシャリスト試験に出題されていないような、新しい専門的な技術が出題されることもあります。
もちろん、そういった技術については、問題文に説明がついているので、よく読めば解けないことはありません。

 

ただ、どうしても、知らない言葉が出てくると慌ててしまうのが人間の性。
知っていれば、慌てずに落ち着いて問題に向き合うことができます。これは天と地の差です。

 

周辺知識は、必須知識に関係する知識として、ネットワークスペシャリスト試験に出題される可能性のあるものと定義します。

 

午後に出題されても慌てないようにするために、基礎知識だけでなく、周辺知識も抑えておきましょう。

 

そのために副読本を熟読し、個々の技術や仕組みの要点を理解しましょう。

 

マスタリングTCP/IP―入門編―

まず、副読本として、おすすめしたいのはこちらです。一通りのネットワークの知識がわかりやすく網羅されています。
マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)

 

この本に書かれている技術の目的や仕組みについて理解しておきましょう。
この本は注釈まできちんと目を通しておいてほしいです。
注釈に書かれていた「OSPFのバーチャルリンク」について、R3年のネットワークスペシャリスト試験で出題されました。

 

ネットワークトラブル完全ガイド シリーズ

ネットワークのトラブル事例を紹介しているシリーズの最新作です。
ネットワークトラブル完全ガイド

 

読み物のように楽しむことができます。事例を読み解くことで午後問題の読解力強化にも役立ちます。

 

登場する通信技術が古かったりしますが、過去のシリーズも同様に勉強に役立てることができます。
ネットワークトラブル対応 徹底解説
ネットワークトラブル対応 徹底解説2

 

このシリーズ本に記載された事例が出題されたことがあるくらいなので、ネットワークスペシャリストに相性のよい本と言えるでしょう。
個人的にとてもおすすめのシリーズです。

 

合格ノートのススメ
上記に紹介するようにネットワークスペシャリストの良書はたくさんあります。
ただ、それらの本の全ての項目が自分にとって覚えやすいとは限りません。
そこで、自分にとって覚えやすいように、自分のための合格ノートを作りましょう。
技術毎に良書から選別してまとめたり、自分なりの言葉で補足をするのです。
このサイトでは、私の作った合格ノートを公開しています。
これをそのまま使っていただくのも大歓迎ですが、自分で作るのがもっとも頭に入りやすいと思います。

 

ネットワーク技術の知識を得る副読本を紹介しましたが、こういった副読本を読むだけで午後2を解ける気になってしまってはいけません。
それは完全に不合格パターンです。
自分で問題を解く。それが大切です。
というわけで、7月からは過去問を中心とした演習に入ります。

【1月~3月】過去問等の演習

午後問題を解けるようになるために、1月からは過去問演習を重点的にやりましょう。
もちろん、基礎学習をしてもよいです。空いた時間や通勤時間などを利用するとよいでしょう。
ただし、いつまでもインプットにこだわってはいけません。
繰り返しになりますが、演習を解くというアウトプットが合格に繋がります。
そして目標は午後2に据えます。

 

午後1は時間との戦い

午後対策は基礎知識が完璧であることが前提です。
基礎知識がないと本を見ながら進めてしまいがち。
それでは意味がありません。本番では本を見れませんからね。
基礎学習の項で紹介した本がおすすめです。しっかり身につけておきましょう。

 

午後1は単純計算で1問45分ペースで解かなくてはいけません。
過去問をいくつも解いて、問題を読むスピード、時間配分、答えの書き方に慣れましょう。
午後1は時間との戦いです。

 

午後2に重点を置く理由

午後1と午後2は同じ記述式の問題です。
ですが、午後2は遥かに難易度が高くなります。

 

午後2は午後1の延長線上と見られがちですが、一緒くたに考えないほうがいいです。
問われる知識の質も、問題の難易度も、午後1とは段違いだと思ったほうが良いです。

 

実は午後2も時間がありません。

 

「2時間で1問解けばいいんだ」なんて余裕を感じていると失敗します。
設問3あたりで涙目になります。
落ちる人が決まっていう言葉は「もっと時間があれば…」です。

 

よく「午後1が試験時間も短く合計設問数も多いから一番の難関だ」という声も聞きます。
しかし、午後1は基本的なプロトコルやネットワーク機器の仕組みを知っていれば、答えられるような問題が多く、基本さえしっかり抑えていれば答えられます。
一方、午後2には、基本的な知識はもちろん必須ですが、事例に合わせた応用問題や各技術を組み合わせた幅広い知識を扱う問題が出題されます。
また、問題を正確に読み取って、解答を仕上げなくてはいけませんから、読解力も必要です。

 

午後2を解ける力があれば、午前2も午後1も解けます。
いくら午後1で高得点をとっても、午後2がダメなら不合格です。
午後1が解けるようになって満足してはいけません。
午後2と向き合わず、いつまでも午前2や午後1の対策ばかりしていると、午後2は難しいのです。

 

これらのことが午後2に重点を置く理由です。

 

過去問演習で解法のセンスを身に着けよう

午後問題、特に午後2は知識だけでなく、問題を解く能力も必要です。
そのために、過去問をひたすら演習して、解法のセンスを身に着けましょう。
過去問はIPAのサイトで公開されています。、

 

問題を解く際は、次のように本番さながらの環境でやりましょう。

 

  • 静かな環境でやる。
  • きちんと時間をはかる。
  • 問題用紙と解答用紙をプリントアウトして用意する。

 

午後試験は時間との戦いの試験でもあります。演習を通じて時間間隔も身につけましょう。

 

最初は午後1から取り組んだほうが良いでしょう。
いきなり午後2をやると絶望してしまうかもしれませんから。(笑)
まずは、午後1をやって、基本的な知識が身についているか確認しましょう。

 

午後2は午後1に比べて問題文が長くなり、問われる内容もより具体的になります。
午後1は基本的な知識があれば、比較的容易に回答できる問題も多いのですが、午後2はそうはいきません。
必須知識と周辺知識を身につけていることはもちろんのこと、解法のセンスがなければ、合格は難しいです。

 

午後対策は勉強というよりは「訓練」に近いです。

 

午後の問題といっても、基礎知識があれば、十分解けるようには作られています。(もちろん、さまざまな知識を持っていたほうが解くのが楽になります)
基礎を応用する力を身につけること。そのためにはひたすら「訓練」です。

 

午後2の過去問を本番さながらの環境でたくさん解きましょう。
午後2レベルの問題に慣れるのが目的です。
設問が4~6つくらいに別れていますので、割り算して、ペース配分を考えながら解けるようになりましょう。

 

おすすめの解説本

もちろん過去問を解いて終わりではありません。
答え合わせをして、解説を読んで、正解の導き方を身につけましょう。

 

IPAの解答には解説がついてないので、解説本が必要です。

 

左門至峰 ネスペ○○ シリーズ

まず、おすすめするのはこちらです。
ネスペ30 知 -ネットワークスペシャリストの最も詳しい過去問解説

 

映像付きで学ぶこともできます。映像と音声でインプットすることで、知識が頭に入りやすくなります。
ネットワークスペシャリスト試験過去問徹底解説(H30 午後II 問1)
ネットワークスペシャリスト試験過去問徹底解説(H30 午後II 問2)

 

その年の午後試験に特化して、丁寧な解説がされています。解答だけでなく、解答を導くための流れや前提となる知識などが記されていて、解法のセンスを身につけるのにとても役立ちます。
シリーズ化されていて、毎年出版されています。ネットワークスペシャリストを目指すなら、全シリーズ読んでも損はありません。
こちらも「ネスペの教科書」「ネスペの基礎力」の左門 至峰さんの著書です。

 

よくありがちなのが、こういった解説本を読んだだけで、解ける気になってしまうことです。
解説を読むだけでは訓練になりません。
実際に問題を実際に解いて、そのあとに読みましょう。
本を読むだけでは合格はできません。とにかく解くことが大切です。

 

どのくらいやるべきか

では過去問をどれくらいやればいいのでしょうか。
目安ですが、過去4年間分を3回ずつやりましょう。
午後2に重点を置きたいので、午後1は2回、午後2は4回と調整してもよいでしょう。

【4月上旬】午前1と午前2の対策

4月になったら、午前対策を始めましょう。
午前の問題はほとんど過去問から問われます。
したがって、基本的に過去問演習をしっかりやれば、応用情報技術者レベルの方なら問題なく通過できます。

 

午前対策のためにあまり早い時期に過去問を解いていると、試験本番では忘れてしまいがちです。
そのため、試験本番の直前のこの時期に勉強するのが効率的なのです。

 

午前1の過去問演習

午前1の通過ラインを突破するだけなら過去問だけでOKです。
本を買わずIPAで公開している過去問を解くだけでもいいです。

 

解説はありませんが、答えを覚えればOKです。
「この問題はアだ!」
でも最悪構いません。

 

選択肢も過去問のままです。過去5年の過去問を完璧に覚えましょう(解くのではない)
出題の7割くらいは過去問からです。過去問だけ解ければ十分通過できます。

 

乱暴ですみません^^;
でもネットワークスペシャリストに合格するなら、できるだけネットワークの勉強に時間を割いて欲しいと思います。
そのためにできるだけ、午前1はちゃっちゃと済ませてしまいましょう。

 

IPAの過去問では不安な方は、市販の過去問題集1冊やればOK。
応用情報ではなく高度情報に絞った本がいいです。

 

注意点として、あまりにも古い問題ばかり乗せている問題集はNGです。
発行日や改定日、出題されている年度など良く確認しましょう。
15年前くらいの問題を平気で載せてしまっている問題集もあります。

 

午前1を通過するためでしたら、こちらの本がおすすめです。
過去問題が一通り網羅されているほか、効率のよい問題の解き方や、解答の覚え方のコツが掲載されています。
ポケットスタディ 高度試験共通 午前I・II対応[第3版] (情報処理技術者試験)

 

午前1は一度通過すると、2年間免除してもらえます。
今後IPAの試験を楽するためにも確実に通過しておきたいです。
重要です。

 

午前2の過去問演習

午前2もほとんど過去問から出題されます。
過去問はしっかり解けるようにしましょう。
こちらのサイトがとても便利です。平成21年以降の午前2の問題を網羅できます。全部解答できるようにしましょう。
ネットワークスペシャリスト過去問道場

 

正直なところ、過去問さえ覚えてしまえば、午前2の突破ラインは悠々超えることができます。

 

ただし、過去問を解けるだけではダメです。
なぜなら、午前2の知識は午後に直結するからです。
過去問を解きつつ、理解が甘い用語を調べましょう。
解答を丸覚えしがちな午前1の勉強とは質が全然違うものになります。
そうして身につけた基礎力は午後の試験に生きてきます。

 

午前2の場合は60点狙いではダメです。
過去問の解説も理解し、午前2は満点を目指します

 

最新技術動向は日頃からネットワーク専門雑誌などを読んでいないと知ることは難しいでしょう。
午前2で出題されることもあるかもしれませんが、そのときは諦めましょう。
ちなみに午後試験で新しい技術が出題される場合もあります。その場合、その技術について知っているに越したことはありませんが、技術に関する説明が問題中に記述されていますので、解けないことはありません。

【試験1週間前】勉強仕上げ

試験1週間前からは、次にあげるような勉強の仕上げをするのが理想的です。

 

  • 必須知識の暗記
  • 副読本の熟読
  • 午後過去問のおさらい、本番さながらの午後試験の予行演習
  • (不安なら)午前過去問の復習

 

苦手分野のおさらいや試験の予行演習などをして余裕をもって試験に望みたいところです。

 

1週間前からの過ごし方

試験1週間前には勉強もさることながら、生活にも気を使いましょう。

 

  • 試験日に対応できるように、早起きの習慣をつける
  • 体調を整える。暴飲暴食控える

 

特に前日は十分に睡眠をとれるようにしましょう。できれば10時間寝てほしいです。
試験対策で何よりも大切なのは、試験本番で頭をフル回転できるようにすることです